「自死」を簡単に受入れる日本人の怖さ
このリストに「三浦春馬」の名前が入っているのが本当に悔しい。
古い時代の日本では、「自死することは、自責の念の表現すること」とし、社会的に評価される行為であった。戦で負けると、侍の多くが腹切りをして自害している。誰もがその行為を「潔い」としたものだ。
しかし、現代においては、まったくの逆。自死は「弱いものが行う行為」とみなされている。
大竹しのぶさんは「あの世で再会したら説教する」と春馬さんにメッセージを送り、佐藤浩市さんは「俺たちはお前を反面教師にして絶対に自死を選んではいけないと叫んでいく」とコメントを出された。
それまでどんなに努力をし、どんな困難にも立ち向かってきた人であっても、最後の最後で「自死」してしまうと、世間一般からは「困難を乗り越えられず、命を絶つことで逃げた臆病者」そういう印象で見られてしまう。
現代においての「自死」は「不名誉な死」なのだ。そのレッテルを春馬さんには貼ってもらいたくない。だからこそ、このリストに「三浦春馬」の名があるのが悔しい。
素直過ぎる日本人の怖さ |
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2020-10-09(Fri)