「カネ恋」の考察 --不可解なアイテム・設定
「不可解なアイテム」への疑惑
『カネ恋』には、なぜか「?」となってしまうようなアイテム・設定がありました。改めて考察します。
1. 慶太の靴「GOOD BYE」
この靴は、実は、反対側の右側は「HELLO」になっているのですが、慶太の足の部分がクローズアップされる場面では、左側だけが写されるため、「GOOD BYE」だけが強調されちゃってるんですよね。
2.慶太のシャツ
これも、上の靴と一緒で、「見せ方」の問題。本来は「FENDI」のシャツですが、パーカーを着てるため見える部分は「END」になってます。
制作関係の仕事をされていたという方からのコメントです。
確かに、「END」のように誤解されるような「見せ方」は、企業からクレームが来てしまう可能性が高いですよね。
3.慶太のシャツ
またまたシャツ「見せ方」の問題。「87」の数字の間にイカリのような絵があるため、「8/7」に見え、右から読んだら「7/8」、つまり「718(7月18日)」を意味しているのではないか?という噂。
4.玲子自宅の最寄り駅
「極楽寺駅」は、人が亡くなった後に行く「極楽」を想像させるので不気味だという噂。
でも…この駅は、小泉今日子さんや中井貴一さんが出演されたドラマ『最後から二番目の恋』や、綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、広瀬すずさんが出演された映画『海街diary』でもロケ地になるなど、昔からいろいろなドラマ・映画で使われてきた有名な駅なんですよね。
なので、春馬さんに対するガスライティングの意図ではなく、方丈記的な生き方をこよなく愛する「清貧女子」の玲子にはピッタリだという理由で選ばれた駅だったのではないか・・と、私は思います。
5.絵画
第3話、慶太がまりあに無理矢理連れて来られるレストランの壁に飾られている絵画2点。一見すると、不可解な点はないようにも見られますが…
左側はよく見ると、なんだか「あの世に続く階段」のような絵。そして、右側の「BLUT」という文字は、ドイツ語で「BLOOD=血」という意味だそうです。確かに、「なんでこの絵を選んだんだろう?」って思っちゃいますよね。意味を知ってしまうと、レストランには相応しくない小物のように思えます。
同じく3話、早乙女のオフィスに飾られていた絵画。
英語読みでは「シャイン」なのですが、ローマ字読みだと「シネ(=死ね)」になってしまうと。私は、そっちより、第69回アカデミー賞主演男優賞を受賞した主演のジェフリー・ラッシュをはじめ、多数の映画賞を受賞した、精神に異常をきたしてしまうピアニストの映画『SHINE』を思い出してしまいました。
そして、こちらは最終回、ひかりとお父さんが描いている絵画。
左側の「馬」に注目。絵画全体は明るい世界なのに、なぜかこの左側の「馬」だけが、三日月が出ている夜の世界に登ろうとしているとの指摘が。ちょっと見にくいですが、右側にも「馬」がいて、こちらは明るい世界にいるんですよね。なので、うーん。。これについては、ガスライティングと言えるかどうか…微妙かなぁ。。
6.縛られ河童
浅草六区の西側から上野駅横の昭和通りまで約1.2kmに渡って続く「かっぱ橋本通り」にあるカッパのオブジェの一つ。
「かっぱ橋本通り」をロケ地に選んだのは、おもちゃ特別協力をしているバンダイの本社がある東京都台東区だからなんだろうなぁ。。とは想像できますが、かわいい河童から、ちょっとセクシーな感じの河童などいろいろある中で、何故、この縛られ河童を選んだのでしょう?
確かに、春馬さんの悲劇が起こってしまった今、改めてこの河童を見てしまうと、縄で縛られている姿から不吉に感じてしまう人も少なくないでしょうが、私は、「インパクト」というのと、「自分のイメージにがんじがらめになり、本来あるべき姿で生きてない」この三浦翔平さん演じる早乙女を表しているんじゃないかなぁ。。。と、勝手に考えてしまいました。
7. 最終回
オープニングの部分、「なぜこのシーンに三浦春馬の名前かぶせるかな」と怒ってるファンがいましたが…よくよく観てみたら、この場面にかぶってるのって、春馬さんの名前だけじゃないですよね?これは被害妄想ではないかと…
「ぶら下がった魚(左)」と「吊るされているように見えるガイコツ(右)」
慶太ママがジャケットのポケットに入れる「見ざる聞かざる言わざる」の袋。これはおそらく、慶ちゃんへのおこづかいかな?
本当に皆さん、よ~く見てますね。私個人の意見としては、この慶太の部屋の小物で気になったのは、ガイコツです。
南果歩さんが『カネ恋』撮影のクランクアップをインスタで報告されたのが8月26日。演出家・木村ひさしさんが「骨のある言葉シリーズ」とタグを打ち、骨の言葉をアップされたのが7月19日から4日間連続。のちに炎上しましたが、このクランクアップの時くらいはまだ誰も騒いでなかったので、骨にまつわる小物(=ガイコツ)をしれ~っと置いたのではないか…と、思ってしまいます。
ブラッディマンデイの時も、春馬さん演じる高木藤丸の部屋にガイコツが飾られていたので、今回も男子のおもちゃとしてガイコツを加えてみたのかもしれませんが、今回は、悲劇が起きてしまったのだから、こういう誤解をうむアイテムをわざわざ置くのか…疑問です。シャレにならない演出になってしまうと気が付かないものなんですかね?
8. その他
SNSでは、本当に数え切れないほどいろいろな声が聞こえてきました。
・バームクーヘンがストロベリー味なのは「とちおとめ・あまおう」にちなんでいるのでは?
・社長である父・猿渡富彦から「おまえ、会社辞めろ!」と言われ、食べ物を投げつけられるのは春馬さん可哀想。
・経年美化を大切にしている春馬さんなのに、浪費癖のある役どころなんて可哀想。
・「こんな人が次期社長になったら」の場面で、猿のアニメーションがやせ細っていく様子を描いているけど、それって春馬さんへのイジメでは?
・「サルハラ」って、あんまりじゃない?
・海街マーケット鎌倉で、仏像が売られてるのって、不吉。
・3話では、慶太よりも、早乙女の出番の方が多い。
・3話は、話の展開が不自然。
などなど。。
「おまえ、会社辞めろ!」と言われ、食べ物を投げつけられるのは春馬さん可哀想。。とか、経年美化を大切にしている春馬さんなのに、浪費癖のある役どころなんて可哀想。。とか、ドラマの設定や役柄、セリフに関しては、春馬さんはプロの俳優なので、そんなことで落ち込んだりすることは考えにくいと思います。
特にYouTuberで何もかもガスライティングに無理矢理結び付けている方々がいましたが、それは全て「ワザと過激なことを言う動画の再生稼ぎ」としか私には観られませんでした。
ただ、そのような「考えすぎ」と思われるアイテム・ドラマ設定がある一方、FENDIのシャツの見せ方で、制作関係の仕事をしていた方のコメントの通り、普通のドラマの演出としてはいかがなものか…と首を傾げる箇所が随所に見られるのも事実。
なんとか、BPO審議入りにはならないものか…と考えるものの、この程度の決定的なガスライティングとは言いにくい演出では難しいんでしょうねぇ。。本当に悔しいです。

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2020-10-11(Sun)
情報の波に…
残念ながら、TBS社員の妻と称する方のツイートで、「ある俳優を苛めるためのドラマ」だったことが判明していたようです。SNSのおかげで色々分かってしまうのも悲しいですが・・
Re: 情報の波に…
>桔梗さま
コメントありがとうございます。
TBS社員の妻と称する方のツイート、私も見ましたが、本当なんでしょうかね?
確かに、カネ恋には、ガスライティングなのでは?と思われても仕方がない違和感を持ってしまう場面が多分にあったのは事実ですが…かといって、「ある俳優を苛めるためのドラマ」とまで言い切れるのか。。そんなことが現実にあるのか。。私は、ちょっとこの方、半信半疑という感じです。本当だったら怖いですね。
コメントありがとうございます。
TBS社員の妻と称する方のツイート、私も見ましたが、本当なんでしょうかね?
確かに、カネ恋には、ガスライティングなのでは?と思われても仕方がない違和感を持ってしまう場面が多分にあったのは事実ですが…かといって、「ある俳優を苛めるためのドラマ」とまで言い切れるのか。。そんなことが現実にあるのか。。私は、ちょっとこの方、半信半疑という感じです。本当だったら怖いですね。
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